ノミ・ダニ駆除予防のお薬として、３か月間も効果が持続するブラべクト錠！
効果が３か月と長い分、薬がきついのではないかと副作用を心配される飼い主さんもいらっしゃいます。

ブラベクト錠は、安心して使える？

ブラベクト錠は、使用上の注意を守れば、安心して使用できるお薬です。
獣医師の指導の下、用法や用量を厳守し使用しましょう。

まれに下痢や嘔吐を起こす場合はありますが、この症状は他のノミ・ダニ駆除予防のお薬全般における有効成分フルララネルの副作用です。

他のお薬を投与した場合でも下痢や嘔吐の症状が見られた犬にブラべクト錠を与えるときは、食事と一緒に与えてみましょう。

食事の前や食事の後というように、ブラべクト錠のみを与えずに、胃に他の食事を一緒に入れてあげるようにすることが望ましいです。

下痢や嘔吐を引き起こしにくくなりますので、オススメです。

おやつ感覚で与えることの出来る、ポーク風味のチュアブルタイプではありますが、消化器系の弱い犬の場合は特に注意して与えてあげましょう。

獣医師に処方して頂くお薬ですのでアレルギーのある犬には処方されないとは思いますが、フルララネルにアレルギーのある犬にはブラべクト錠は投与しないでください。

ブラベクト錠に副作用は？

一部の動物にではありますが、ブラべクト錠の投与によりASTやALT等の増加が認められることがあります。

●ASTが増加することが認められる、でもASTっていったい何？

ASTと言うのは、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼの略の事です。
細胞内で作られる酵素で、肝細胞のほか、心臓や腎臓などの臓器にも存在します。
アミノ酸やエネルギーが代謝されるときに、たいへん重要な働きをしています。
このASTが含まれる細胞が破壊されると血液中に流れ出してしまうことになり、その為ASTの数値が高くなります。

●ALTが増加することが認められる、でもALTっていったい何？

ALTと言うのは、アラニンアミノトランスフェラーゼの略の事です。
細胞内で作られる酵素で、ほとんどが肝細胞に存在します。
アミノ酸やエネルギーが体内で代謝されるときに、たいへん重要な働きをしています。
肝細胞が障害を受けるとこのALTが血液中に流れだしてしまうことになり、その為、血液中のALTの数値が上がってしまうことになります。

どんなに万能なお薬であっても、必ず副作用は存在してしまいます。投与してみて、いつもと様子が違うかも？と思う場合は、獣医師に早めに相談をすることを心掛けてくださいね。